Synchro Arts
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ビブラートを整える:自然なピッチ補正で一貫性あるボーカルを作るには?
ボーカルのビブラートは、美しさと難しさが紙一重のスキル。
繊細で音楽的なビブラートは、楽曲に深みやドラマを与えてくれる反面、スタジオ録音ではついやりすぎてしまうことも…。
そこで活躍するのが、柔軟なピッチ補正ツール。うまく使えば、録音済みのボーカルに自然な一貫性を持たせることが可能です。
この記事では、ビブラートの基本と、RePitchを使った補正テクニックを紹介します。
ビブラートとは、音程を中心にわずかに上下させながら声をのばすテクニック。
シンプルなロングトーンに表情を加え、シンガーの個性を際立たせます。
ただし、安定したビブラートを出すのは簡単ではありません。
ピッチの揺れ幅(深さ)や速さ、バランスが不安定だと、むしろ演奏の邪魔になることも…。
中には、録音時に「盛り上げたい」という気持ちから、不自然なほど強くビブラートをかけてしまうケースもあります。
そんな時、プロデューサーとしては全体のバランスを保つために、ビブラートを適度に抑える処理が必要になります。
ミックスに溶け込むビブラートには、次の3つの要素が重要です:
● ビブラートの速さ(Speed)
音程が上下に揺れる周期の速さを指します。
曲のテンポに連動しているわけではありませんが、多くのシンガーは自然とテンポ感に合う速さで揺れます。
ロングトーンでは途中で速さが変化することもあります。
● ビブラートの深さ(Depth)
音程の揺れ幅。深すぎると音程がズレて聴こえるため、調整が必要です。
自然で美しい深さをコントロールするのは、特に難しいポイントの一つです。
● 一貫性(Consistency)
同じフレーズでも、毎回ビブラートの深さや速さがバラバラだと不自然に感じられます。
特にスタジオでは、一貫性のある表現が求められます。
ピッチ補正の第一原則は「自然さを損なわないこと」。
RePitch Standardは、この自然さを徹底的に追求した補正ツールです。
● Shaperツールで細かくコントロール
RePitchのShaperツールを使えば、ビブラートの波形を視覚的に捉えてポイントごとに精密な調整が可能。
たとえば:
• 一部のビブラートだけを修正したい
• 不自然な周期だけを整えたい
• タイミングのズレを直したい
そんな場面で曲全体の音楽性を保ちながら処理できます。
● ピッチセンターの調整
ビブラートの揺れ自体は問題なくても、中心音がズレている場合は、ノート全体のピッチセンターを調整するだけで整います。
● モジュレーションのコントロール
RePitchにはModulationコントロールも搭載。
これは、ビブラートの深さ(揺れ幅)を均等に抑えるための機能です。
「揺れは綺麗だけど、少し強すぎる」
そんな時に、透明感のある自然な仕上がりに調整できます。
もし複数のトラックで同じビブラートを整えたい場合や、より複雑な編集が必要なときは、Revoice Pro 4 が威力を発揮します。
Revoice Proは、ピッチだけでなくビブラートやタイミング、音量感まで自動で合わせる「APT(Audio Performance Transfer)」機能を搭載。
自然な表現をキープしたまま、ボーカル全体を一括で整えることができます。
ビブラートは、シンガーの個性を際立たせる大切な要素。
RePitchやRevoice Proを使えば、その魅力を損なわずに補正でき、ミックスで一貫性のある仕上がりが可能になります。
繊細な表現を活かしながら、聴く人の心に届くボーカルを作りましょう。
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