Synchro Arts
Save hours in the studio with vocal processing software created specifically to enhance and simplify the processes of music producers and audio engineers.

こんにちは、スウェーデンを拠点に活動しているシンガー/ソングライターのJosefinです。グラミー賞にもノミネートされた経験を持ち、普段は楽曲制作から、ボーカリストのコーチング、レコーディング現場でのテイク選び、さらにハーモニーやダブルのコーラスを加えて楽曲に奥行きと感情を与える仕事をしています。その中で培った経験から、「良いボーカルを引き出すための4つのシンプルだけど強力なコツ」をご紹介します。
見当たり前のようですが、意外と見落とされがちです。ブースの中で緊張や不安を感じていると、どんなにテクニックがあってもベストなテイクは録れません。
プロデューサーやボーカル・コーチの役割は、安心して自由に表現できる空気をつくること。的確なフィードバックをする、冗談を言う、一緒に体を揺らす、雰囲気が重くなったら休憩を入れる──そうした小さな配慮が大切です。
ハチミツ入りのお茶を出すだけでも声が整ったり、軽く会話をして気持ちをリセットできたりします。もちろん、本番前には必ずウォームアップを。
EQ、コンプレッション、リバーブ、チューナーなどを含めたボーカルチェーンをセットアップしておくと、シンガー自身が自分の声をクリアに、そして気持ちよく聴けます。
その場で「完成に近いサウンド」が返ってくると、歌い手は自然ともっと良いパフォーマンスを出してくれます。録音中に“すでに良い音”で聞こえることが大きなモチベーションになるのです。
ピッチやタイミング、音量はあとで直せます。でも「歌のエネルギー」はその場でしか収録できません。
少し音程が外れていても、フレーズが不完全でも、感情が伝わるならそのテイクは価値があります。悲しい曲なら悲しさを、楽しい曲なら自然な笑顔を。ちなみに笑顔で歌うと声のトーンが本当に変わるので、ぜひ試してみてください。
多少音程が外れていたり、フレーズが完璧でなかったりしても気にしなくて大丈夫。大切なのは、そのテイクに感情が込められているかどうかです。
自分自身、技術的に“完璧”な歌よりも、心を動かされるボーカルを選ぶようにしています。悲しい曲ならその悲しさが伝わってきてほしいし、明るい曲なら笑顔がにじみ出てほしい。ちなみにちょっとしたプロのコツですが、笑顔で歌うだけで声のトーンが本当に変わります。ぜひ試してみてください。
録音が終わったあとは、信頼できるツールが作業効率を大きく左右します。私のボーカルアレンジは50〜100トラックに及ぶこともあるため、編集にはスピードと柔軟性が欠かせません。
そこで頼りにしているのが Revoice Pro 4。タイミング、ピッチ、レイヤーの処理をひとつのソフトでまとめて行えるので、作業時間を大幅に短縮できます。
音楽制作は決して簡単ではありませんが、何よりも「楽しむこと」が大切です。うまくいかない時も、自分が音楽を始めた原点──“音楽が好きだから”──を思い出すようにしています。
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